新しい事業をスタートします。

エバーグリーン開設以来、高齢者、障がい者の利用者様たちが、歌う事や聴く事を楽しんでいるうちにどんどん元気になっていき、自発的に楽しみや生きがいを見つけていく姿に多く出会いました。開設当時は、ここまでの良い影響を利用者様に与えられるとまでは予想していませんでした。運営を続けていく中で、高齢者、障がい者の方々が社会とつながり続ける為の居場所というエバーグリーンの役割がはっきりとしてきました。良いムードでご利用も増えてきていた矢先のコロナ禍での外出自粛。せっかくの前向きな気持ちに水を差す結果となってしまっていました。

ですがこの自粛期間のおかげで、エバーグリーンを拠点とする音楽の力の活動目的がより明確になってきたとも言えます。それは、高齢者が目標と体力を持ち続ける事を支援し、障がい者の出来る限りの自立と回復を助ける事です。その具体的な方法は、これまでもエバーグリーンで行ってきた音楽療法に様々なアプローチを追加して、効果をもっと高めていく事です。

最近使われ始めた言葉で「フレイル」という言葉を知っていますか?フレイルとは、健常者から要介護状態に移行する中間の段階を指します。フレイルに成り易い状況に、閉じこもりや加齢というものがあります。そこで私たち音楽の力は、フレイル予防を目的とする数々の取り組みをスタートすることにしました。

全14回のミニ音楽会や勉強会、体を動かす講習会、レッスンと、楽しいイベントを順に体験していき、大きな目標として音楽のステージに立ってもらうことが最終目標です。各所より講師をお招きし、各方面から利用者様たちのクオリティーオブライフ(QOL)の向上を目指していきます。会員様におかれましては、ぜひご支援頂けますよう、お願い申し上げます。

1 介護予防を学びながら、腹式呼吸、ヨガを取り入れた音楽教室

2 フレイル予防勉強会

3 ウォーキングセラピー

4 集大成としての音楽ステージ